『海猿』『ブラックジャックによろしく』で知られ、手がけた作品を一話10円から販売するオンラインコミックサイト『漫画 on Web』を展開するマンガ家・佐藤秀峰。『ブラックジャックによろしく』が「モーニング」（講談社）から「ビッグコミックスピリッツ」（小学館）への移籍するてん末などを公式サイトで暴露してきた彼がまたしても出版社との確執を暴露。今度は、現在「スピリッツ」に連載中の『新ブラックジャックによろしく』のコミックス第9巻の表紙であるカバーイラストを描くことをボイコットしたという。佐藤は公式サイトの日記でその理由を次のような点だと指摘した。

＜日刊サイゾーより＞

これは日本人の性なのか、お金に執着する人間を見ると、どうしても非難したくなる。。ただ、ブラよろ作者の言ってることはもちろん分かる。カバー絵が報酬発生してないなんて、それはね。。ただ、カバー絵も含めて、最終的に印税をもらえる職業なんじゃないの？

人気があるから、連載が続く。話が溜まるから、それがコミックスになる。コミックスの作品管理は出版社にあるのかもしれないけど、それから印税は必ず作者にもたらされる。その図式があれば、仮に表紙絵自体の報酬は発生しなくても、全体として自分への利益として還元されてるのが分かるんじゃないのかな？もちろん、彼らは出版社から雇われてるわけじゃないし、あくまで個人事業主なんだから、出版社と意見が対立すること自体はあっていいと思うんだけどね。それに出版社の雑誌に自らの作品を載せる必要も必ずしもないしね。

漫画家って、いつも家に閉じこもって不潔なイメージがあるから、渋の泡石鹸を使って、清潔にしてね。

ま、彼には既に発言権があるんだから、これからは彼のやりたいようにやってみればいいんじゃないかな。